世界最強オールブラックスが、ジャパンをホメる。「勇気を感じた」 (2ページ目)

  • 斉藤健仁●文・写真 text & photo by Saito Kenji


 やはり4選手ともに昨年のワールドカップにおける日本代表の活躍ぶりは目にしており、感銘を受けていた。

「南アフリカ戦では特に、ラグビーに対する情熱、勇気を感じた」(ルアトゥア)

「日本のみなさんも感動したと思うが、みなが熱狂的に応援している姿に感動した」(バレット)

「日本の試合は全部見た。整列しているように、ディフェンスしていた。チームとして先進的に取り組んでいた」(レイナート-ブラウン)

「何もなくすものはないという態度で臨んだ勇気に感動した」(マッケンジー)

 彼らに「印象に残っている選手は?」とたずねると、4選手ともすぐにニュージーランドで3シーズンプレーし、日本代表のキャプテンを務めていた「リーチ( マイケル)!」と答えた。レイナート-ブラウンとFBマッケンジーはリーチがいるチーフス所属であり、リーチへの信頼は揺るぎなく、他のチーム所属のFWの選手であるルアトゥア、バレットもリーチを高く評価し、どこかしら誇らしい気持ちになった。

「他にインパクトに残った日本代表選手は?」と聞くと、レイナート-ブラウンは「スコットランド戦は苦戦していたがNo.8(アマナキ・レレィ・マフィ)がお気に入り」とのこと。 

 キッカーも務めているFBマッケンジーに、日本代表のキッカーの五郎丸歩について聞くと、「ユニークなキックのルーティンをしているね(笑)。素晴らしい選手でスキルも高い。ボールの扱いもうまくて、見えないところで努力をしているんだなと思った」と、同じ15番について語ってくれた。

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