2016.12.03

接戦必至の早明戦。どちらも勝負の
決め手は「ルーキー」が握っている

  • 斉藤健仁●取材・文・撮影 text & photo by Saito Kenji

「赤黒」か、「紫紺」か――。

 92回目となる関東大学対抗戦の伝統の一戦、「早明戦」こと早稲田大学対明治大学戦が12月4日に行なわれる。

1年生ながら全試合に出場して早稲田大を牽引するSH齋藤直人 東京五輪に向けて国立競技場が新しく建て替えられているため、今年も会場は東京・秩父宮ラグビー場となる。今季はここまで、両者互いに5勝1敗。すでに大学選手権への出場を決めており、前日に行なわれる試合で帝京大学が敗れれば、勝ったほうが帝京大と同率で優勝の可能性も残す大一番だ。

 ただ、現実的には帝京大が負ける可能性は少なく、勝ったほうが2位となり、大学選手権ではシードで12月11日の3回戦を戦わずに準々決勝から出場することができる。さらには8連覇を目指す帝京大と逆のブロックとなる。いずれにせよ、大学王者を狙う両校にとっては負けられない戦いとなろう。

 昨年までの通算成績は早大の52勝37敗2分だが、直近5年間の戦いを見ると、2011年=早大(18-16)、2012年=明大(33-32)、2013年=早大(15-3)、2014年=早大(37-24)、2015年=明大(32-24)と、接戦が多い。なお、春季大会ではグループが異なるために対戦していない。

 前評判では昨年と同様に、今年も明大がやや優勢と言われている。ここまで6試合の1試合平均データでは、50.5得点(計45トライ)・17.3失点の明大に対し、早大は39.7得点(計39トライ)・28.2失点。数字では明大が早大を上回っている。