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「東京五輪世代」は逸材揃い。大学ラグビーを見に行こう! (3ページ目)

  • 松瀬学●取材・文 text by Matsuse Manabu photo by Saito Ryutaro,Tsukida Jun/AFLO SPORT

 今、日本代表には絶対的な存在のオープンサイド・フランカーがいない。布巻がジョージ・スミス(サントリー=元豪州代表)のように接点プレイに強くなれば、日本代表のW杯での躍進、そして東京五輪出場と夢が膨らむのである。

 早大の有望株といえば、現在ニュージーランドへ留学中の2年生WTB、藤田慶和(184cm、86kg)がいる。彼とて今が分岐点。どこまでレベルアップしていけるか。もう一皮むけないといけない。

 ほかにも、拓殖大1年生の右プロップ具智元(ぐ・じうん)、帝京大4年生のSO中村亮土(りょうと)、2年生フッカー坂手淳史、1年生バックスの松田力也と重一生(しげ・いっせい)……。大学に進学せずに南アフリカで奮闘中の松島幸太朗(桐蔭学園高卒)も忘れてはいけない。探せば、世界に通用しそうな可能性を秘める選手がわんさといる。

 もちろん大学レベルでなら、誰が見ても抜群の存在でなければ、世界に通用する選手には育たないだろう。将来性を見ながら、大学ラグビーを観るのも面白いのである。

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