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【バドミントン】最後まで輝きを放った"シダマツ"、それぞれの想いを胸にペアを解消 (3ページ目)

  • 平野貴也●取材・文 text by Hirano Takaya

【国際大会では重圧と経験不足に苛まれた】

 少しずつ力をつけたふたりが日本A代表に入ったのは、2020年。ところが、コロナ禍で国際大会の出場回数は限られた。1年延期された東京五輪が終わった21年後期は、BWFワールドツアー最高レベルのインドネシアオープンを優勝したり、年間上位成績者のみが出場できるBWFワールドツアーファイナルズで準優勝したりと、国際大会で活躍。最大目標のパリ五輪への飛躍が始まった。

 しかし、またも経験不足がふたりを苦しめた。2021年はコロナ情勢に対する各国の足並みがそろわず、いずれかの強国が参加していない状況だったが、2022年になるとライバルもコンディションを上げてきた。

 またパリ五輪に出場することを目指すなら、世界ランク上位でいるだけでなく、国内で2番手以内に入らなければならなかったが、東京五輪に出場した福島由紀/廣田彩花、松本麻佑/永原和可那がパリ五輪への再挑戦を表明したため、志田/松山は2組を追い抜かなければならなくなった。2022年に東京で開催された世界選手権では、勝負どころの準々決勝で完敗。さらに翌週のダイハツジャパンオープンは初戦敗退に。

 結果が欲しい舞台では、圧力に押しつぶされて苦しんだ。

(つづく)

著者プロフィール

  • 平野貴也

    平野貴也 (ひらの・たかや)

    1979年生まれ。東京都出身。専修大学卒業後、スポーツ総合サイト「スポーツナビ」の編集記者を経て2008年からフリーライターとなる。サッカー、バドミントン、カバディ等、スポーツ全般を取材している。

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