青学のラグビー少女が芸能界へ 浅野杏奈はアイドル時代の苦難も「ラグビーで学んだ諦めない心」で乗り越えた (4ページ目)
【ラグビーで学んだ諦めない心】
ーーラグビーの経験が今の仕事に役立っていることはありますか?
ラグビーをやっている時に学んだ「諦めない心」は、今の私のベースになっているのかなと思うことがあります。NHKで『テレビで中国語』(2018年)をやらせていただいた時も、高校と番組の勉強を両立させないといけなかったので、寝ないで必死に勉強しました。
ーー語学番組で、出演者の皆さんが正解をすらすらと答えている裏では、必死の努力があるんですね。
私もテレビで観ている時は、(出演者が)答えを見ながらやっているのかなと思っていたんですけど、実際はそんなに甘くなくて(笑)。収録に出かけると、私だけが答えの部分を真っ黒に塗りつぶされた台本を渡されるんですよ。この記事に関連する写真を見るーー「マジカル・パンチライン」として活動されている時はどうでしたか?
アイドル活動している時にも、それまで支えてくださったレーベルさんが離れてしまって、レーベルが見つからない期間が半年くらいあったんです。その時期は本当に落ち込みましたし、ネガティブなことを考えたこともありましたけど、何とか耐えることができたのは、ラグビーで培った我慢強さがあったからかな。
あとはたくさん食べて、元気に過ごすこととか(笑)。ラグビーもアイドルも、体力は必要ですから。
ーーグループ卒業後の2021年からは、ラグビー情報番組『ラグビーわんだほー!』(J SPORTS)のMCを担当されています。
『ラグビーわんだほー!』が始まる前に友達に連絡したら、ラグビーのいろんな知識を教えてくれたので、本当にありがたかったですし、ラグビーを徐々に勉強していくのも楽しかったです。
私は、今年3月に大学を卒業した新卒1年目の世代なんですけど、チームメイトや学校の先生が、ラグビーの仕事をしている私の姿を喜んでくださっていることが、私としてもうれしいです。この記事に関連する写真を見る
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