青学のラグビー少女が芸能界へ 浅野杏奈はアイドル時代の苦難も「ラグビーで学んだ諦めない心」で乗り越えた (3ページ目)

  • 白鳥純一●取材・文 text by Shiratori Junichi
  • 是永日和●撮影 photo by Korenaga Hiyori

【俳優志望がアイドルに?】

ーー中学以降もラグビーを続けられたんですか?

 中学ではラグビーを続けられる環境がなかったので、離れることにしたんです。でも、『スクール☆ウォーズ』のビデオを見たりして、ラグビーとのつながりは持ち続けていました。

ーー芸能界に入ったきっかけは?

 中学生の頃に近所でスカウトされたんです。『鍵泥棒のメソッド』という映画が好きだったり、三谷幸喜さんの作品を家族そろって観たりしていて、俳優になりたいと思っていたことが、この道に進む決め手になりました。

ーーその後、2016年にはアイドルグループの「マジカル・パンチライン」に加入されました。アイドルの活動に興味を持った理由を聞かせてください。

 私が所属しているのは多くの俳優さんが活躍している事務所なので、私もお芝居をするつもりで入ったんですけど、ある時、事務所のメンバーでアイドルグループをつくろうという話が、舞い込んできたんです。

 自分はアイドルなんてできるわけがないと思っていたので、最初は乗り気じゃなかったんですけど、周囲にせっかくだから受けてみたらとすすめられて、オーディションに臨むことになりました。

アイドル時代はラグビー経験が活かされたというアイドル時代はラグビー経験が活かされたというこの記事に関連する写真を見るーー「マジカル・パンチライン」のメンバーとして2020年まで活動されました。この約4年間を振り返ってみていかがでしょう?

「かわいい」と言われて育てられてきたわけではなかったので、最初はアイドルを名乗ることに抵抗がありましたけど、実際やってみたら楽しかったですし、かけがえのない大切な思い出をつくることもできた。今となっては、マジカル・パンチラインの一員として活動できて、本当によかったなと思っています。

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