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Tリーグ優勝争い展望。
東京五輪内定組の存在が勝負のカギを握る (4ページ目)

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • photo by AFLO

 それに対抗する琉球は、11勝10敗という成績でプレーオフ最後の枠に滑り込んだ。

 2位・彩たまとの勝点差わずか1点で迎えた2月16日の最終戦。勝ったチームがファイナル進出という状況だった。試合はマッチカウント2-2でビクトリーマッチにまでもつれ込み、最後は荘智淵(ジュアン・ジーユアン)が松平健太を11-7で下して両国への切符を勝ち取った。

 チームや個人の成績だけを見れば、初代王者には遠く及ばない。だが、対木下マイスター戦の結果に目を通すと4勝3敗、勝率.571、4-0でストレート勝利も1度あるなど、まったくひけを取らないどころか、彼らを上回っていた。木下マイスターの優勝を推す声の多さは変わらないだろうが、まさかの下克上Vが起きる可能性も捨てきれない。

 いずれにせよ、すべては3月14日(土)のプレーオフファイナルで決まる。舞台は新たな"卓球の聖地"両国国技館。栄冠を手にするのは果たしてどのチームになるのだろうか。

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