2020.02.21

Tリーグ優勝争い展望。
東京五輪内定組の存在が勝負のカギを握る

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • photo by AFLO

張本智和、丹羽孝希、水谷隼の男子五輪組がそろう木下がファイナルへ進出 2年目を迎えたTリーグは2月16日、レギュラーシーズンの全日程を終え、プレーオフファイナル出場チームが決定した。女子は1年目のシーズンと同様、日本生命レッドエルフと木下アビエル神奈川が出場権を獲得。男子は木下マイスター東京が初代王者の貫禄を見せつけ1位通過を果たし、2チーム目はT.T彩たまとの最終戦を制した琉球アスティーダが初の両国国技館への切符をもぎ取った。

 振り返れば、Tリーグの2シーズン目は、東京五輪の代表レース争いが注目され始めた8月下旬に開幕した。それぞれ移籍・退団する選手もいたため、各チームの勢力図も変化。琉球から木下に移籍した丹羽孝希や、彩たまから琉球に活躍の場を移した吉村真晴など、エース級の移籍がリーグ2年目から行なわれたのは印象的であった。

 また、翌年の東京五輪を控え、中国側が日本選手を警戒し、中国選手の派遣禁止を決定したことも、各チームに大きな影響を与えたことは間違いない。

 日本生命は、昨シーズンのダブルスベストペア賞を獲得した常晨晨(チャン・チェンチェン)、蒋慧(ジャン・ホイ)が参戦不可に。木下アビエルは、昨シーズンのマッチ勝利数2位の袁雪嬌(エン・シュエジャオ)がチームを抜ける形となった。開幕前は、失った戦力の穴をどうにかして埋めるべく、それぞれの監督は頭を抱えていたことだろう。