あの元ベイ投手の息子も!
NFLに現れた次世代QB「7人の侍」 (7ページ目)
【7】デレック・カー
(オークランド・レイダース/2014年ドラフト2巡目・全体36位/26歳)
昨シーズン、オークランド・レイカーズを2002年以来となるポストシーズンまで牽引したのが、プロ4年目の若き司令塔デレック・カーだ。しかし、レギュラーシーズン最終戦のインディアナポリス・コルツ戦で相手ディフェンダーにサックを受けた際に右足を骨折。悲願のスーパーボウル進出はその時点で消滅した。
それでも、カーとレイダースの未来は明るい。今オフにカーはレイカーズと当時のNFL史上最高額となる5年総額1億2500万ドル(約137億円)で契約を更新(後に29歳のQBマシュー・スタッフォードが1億3500万ドルでデトロイト・ライオンズと契約)。レイカーズが提示した金額は、将来のカーに対する期待の表れだろう。
カーの特徴は勝負どころの第4クォーターに強い点だ。昨季は第4クォーターで7回(リーグ2位)も逆転劇を演じた。2002年ドラフトで全体1番目指名された兄のデビッド・カーはプロで花を咲かせることができなかったが、弟のデレックは自身が憧れるQBブレット・ファーブ(1995年~1997年リーグMVP受賞QB)級の選手に成長していくのではないだろうか。
2017年のNFLシーズンは現地9月7日、カンザスシティ・チーフスvs.ニューイングランド・ペイトリオッツで幕を開ける。今回ピックアップした若武者たちがどれだけベテランQBに立ち向かっていくのか、今シーズンは目が離せない。
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