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あの元ベイ投手の息子も!
NFLに現れた次世代QB「7人の侍」 (6ページ目)

  • 永塚和志●取材・文 text by Kaz Nagatsuka
  • photo by Getty Images

【6】ジェイミス・ウィンストン
(タンパベイ・バッカニアーズ/2015年ドラフト1巡目・全体1位/23歳)

 大学時代はフロリダ州立大を全米王者に導き、自身もハイズマン賞を受賞。そして2015年ドラフトの全体トップ指名でプロ入りしたジェイミス・ウィンストンは、ここまで期待どおりの成長曲線を描いていると言えるだろう。

 過去に多くの黒人QBが脚力を売りにしていたのに対し、ウィンストンの売りは純然たるポケットパサーとしての才能である。プロ入りから2年連続でパス4000ヤードをマークしたのは、NFL史上初の快挙だ。リーダーシップという点でも、チームの中心選手である自覚が備わっており、実に頼もしい。

 今シーズンはこれまで5人しか達成してない年間パス獲得距離5000ヤードを記録する可能性もある。プレシーズンではレッドゾーン(ゴール前20ヤード地点からの攻撃)でタッチダウンを奪う詰めの部分で苦戦していたが、タンパベイ・バッカニアーズが10年ぶりのプレーオフ進出を果たすためにも、それはクリアしなければならない必須課題だろう。

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