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八村塁、MVP候補ヤニスと夢の対決なるか。
勝負の後半戦、見どころは? (2ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by AFLO

 強さの理由はやはり、オールスターのファン投票で2年連続イースタン・カンファレンス最多得票を獲得し、いまや「NBAの顔」と言ってもいいヤニス・アデトクンボの存在だ。

 今季は開幕から、イースタンの月間最優秀選手賞を連続受賞。現在平均30.0得点(リーグ2位)、13.5リバウンド(5位)、5.8アシスト(24位)と、まさに手がつけられない状態だ。しかも、これは平均出場時間30.9分(リーグ63位)での記録であり、フル稼働した時にどれほどのスタッツを残すのか、末恐ろしい。

 また、ヤニスをサポートするクリス・ミドルトン(SF)、エリック・ブレッドソー(PG)の得点力も健在。昨季はカンファレンス・ファイナルまで進出し、大舞台の経験も積み上げている。46年ぶりのNBAファイナルに向けて、バックスの視界は良好だ。

 そもそも、バックスの独走を許したのは、シーズン開幕前は「バックスと並んで2強」と目されたフィラデルフィア・76ers(イースタン5位/34勝21敗)の失速が大きい。

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