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NBA事件簿。キャブスのファイナル完敗は、
あの凶運セレブのせい? (2ページ目)

  • 水野光博●文 text by Mizuno Mitsuhiro
  • photo by Getty Images

 ただ、プレー以外での見どころも多かった。まずは、第4戦を観戦したドウェイン・ウェイド(シカゴ・ブルズ/SG)のファッション。ブルース・リーを彷彿とさせる緑のトラックスーツに巨大なサングラス、そして首もとには金色のネックレス......。個性的すぎる格好がツイッターで波紋を呼んでいた。

 さらに第5戦では、第2クォーター残り3分8秒にトリスタン・トンプソン(キャブス/C)とデイビッド・ウェスト(ウォリアーズ/PF)が乱闘寸前の揉みあいとなり、一触即発のシーンとなった。しかしその瞬間、勢いあまった両者は近づきすぎて、まさにダチョウ倶楽部さながらの公開キス。しかも2度。ネット上では「今のシーンをスローモーションにして『タイタニック』のテーマ曲を流せ!」と大盛り上がりを見せていた。

 こんな珍事も、過去最高の視聴率にわずかながら貢献していると思うのは気のせいだろうか......。

(2)「エース封じ」を託されたパチュリアのプレーは故意か偶然か?

 今年のプレーオフで大きな話題となったひとつが、「ウォリアーズvs.サンアトニオ・スパーズ」のウェスタン・カンファレンス・ファイナル第1戦で起こった、第3クォーターでの接触プレーだ。スパーズのエース、カワイ・レナード(SF)がジャンプショットを放って着地しようとした瞬間、その足がショットを防ごうと間合いを詰めていたザザ・パチュリア(ウォリアーズ/C)の足の上に乗っかる格好に。その結果、レナードは左足首を捻挫して退場する事態となったのである。

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