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【NBA】レブロンvsカリー。今年のファイナルはエース対決! (4ページ目)

  • 水野光博●構成・文 text by Mizuno Mitsuhiro  photo by AFLO

 ヒート時代に4度のファイナル進出で2度のNBA制覇を果たし、今年で5年連続の大舞台となったレブロン。ファイナルの勝ち方は、コートにいる誰よりも知っている。故郷に帰還した「キング」は、地元クリーブランドに初のタイトルをもたらすことができるか。

 そして、対するウォリアーズ。シーズン開幕前の評価は、「プレーオフ進出の可能性あり」という程度のダークホース的扱いだった。強豪ひしめくウェスタン・カンファレンスで2シーズン連続の6位。しかもスターターの補強はなし。選手からの信頼が厚かったマーク・ジャクソンHCを解任し、コーチ経験のないスティーブ・カー(1988年~2003年/元ブルズなど)を抜擢したことが不安視されていたことを考えれば、妥当な評価だろう。

 しかし、開幕直後に16連勝で波に乗ると、「いつかは失速するはず」という周囲の予想を裏切り続け、ひたすら首位を独走した。さらに終盤戦でも12連勝を飾り、レギュラーシーズンが終わると67勝15敗。リーグ最高成績でウェストの第1シードの座を奪取し、「プレーオフ進出の可能性あり」の評価はいつしか、「優勝最有力候補」に変わっていた。

 プレーオフが始まってもその勢いは衰えず、ファーストラウンドでニューオーリンズ・ペリカンズをスウィープ(4勝0敗)すると、続くカンファレンス・セミファイナルではメンフィス・グリズリーズを4勝2敗で撃破。さらにカンファレンス・ファイナルでもヒューストン・ロケッツ相手に4勝1敗と圧勝し、1975年以来となるファイナル進出を果たした。

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