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【競馬予想】注目の京成杯、クラシックに直結する一戦で穴党記者が推奨する伏兵2頭

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu

 注目の3歳重賞、GIII京成杯(中山・芝2000m)が1月19日に行なわれる。牡馬クラシック第1弾のGI皐月賞(4月20日/中山・芝2000m)と同じ舞台で争われるため、春の大舞台の行方を占ううえでも見逃せないレースとなる。現に、日刊スポーツの松田直樹記者もこう語る。

「一昨年の勝ち馬ソールオリエンスがGI皐月賞を、昨年の覇者ダノンデサイルがGI日本ダービー(東京・芝2400m)を、そして同2着のアーバンシックがGI菊花賞(京都・芝3000m)を、のちに制覇。過去2年間で三冠競走のすべての勝ち馬を出したことで、このレースの注目度は一段と高まっていると言えます」

 過去にもここから、のちのクラシックで活躍する馬が出ているが、近年の京成杯組の躍進には目を見張るものがある。ならば、今年もここをステップにして大いなる飛躍を遂げる馬が出てくる可能性は十分にある。

 とはいえ、このレースにおいては、現時点で注目度の高い馬だけを単に狙えばいい、というわけではない。松田記者も「この2年で、のちのクラシックを制した馬は、2番人気、5番人気、2番人気だった」と言って、こう続ける。

「過去10年で1番人気は、3勝、2着2回と5連対。この数字を高いととるか、低いととるかは個人の考え方次第ですが、キャリアの少ない明け3歳馬の重賞だけあって、個人的にはその信頼度はやや低いな、と見ています」

 そうなると、GI馬ジャスティンパレスの半弟で新馬戦(10月19日/東京・芝2000m)を快勝したキングノジョー(牡3歳)、あるいは前走の未勝利戦(11月9日/京都・芝2000m)を圧勝したパーティハーン(牡3歳)あたりが人気になりそうだが、もし人気先行であるならば、絶対視は禁物かもしれない。

「また、今年の出走馬で重賞連対実績があるのは、GIIデイリー杯2歳S(11月9日/京都・芝1600m)2着のドラゴンブースト(牡3歳)のみ。かなり波乱含みのメンバーと言えますね」と松田記者。

 さらに、過去10年のレースでは6番人気以下の伏兵が必ず馬券圏内(3着以内)に入って、3連単はすべて万馬券。特にここ3年は32万円超え(2022年)、9万円超え(2023年)、8万円超え(2024年)とオイシイ配当が続いている。

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