【競馬・有馬記念予想】ドウデュースの出走取消で激戦必至...馬場&展開に利がある4歳馬に要注意 (2ページ目)
――最後に、大西さんが気になっている穴馬を教えてください。
大西 ベラジオオペラ(牡4歳)です。
今春の大阪杯を制したベラジオオペラ photo by Eiichi Yamane/AFLOこの記事に関連する写真を見る 有馬記念は本来、競走馬として最も脂が乗った時期を迎える4歳馬が好走しやすいレース。そういう意味では今年、4歳勢が同馬だけ、というのは少し寂しいですね。
現4歳世代は「世代レベルが低い」と言われてきましたが、ベラジオオペラは古馬になってからGI大阪杯(3月31日/阪神・芝2000m)で戴冠。GI宝塚記念(6月23日/京都・芝2200m)でも3着と善戦しました。その実績から、ほかの世代と比較しても決して引けを取る存在ではありません。
この馬の強みは先行力と小回り適性。逃げ馬不在の今年のメンバー構成なら、ハナをきることも十分に考えられます。
そうした状況にあって、今年の中山・芝コースは馬場状態が非常に良好で、スピードが求められる馬場。12月1日に行なわれた芝2500mのレース(古馬2勝クラス)では、2分30秒2という歴代3位タイの好タイムが記録されたほどです。
そんな速い馬場に加えて、スローな流れが予想される今年の有馬記念では、機動力を生かした先行馬が台頭しやすくなります。つまり、高速馬場でのスローペース――といった条件によって、この馬が粘り込む可能性が大きく膨らむわけです。
ベラジオオペラは2000mがベストの馬ですが、GI日本ダービー(東京・芝2400m)でタイム差なしの4着と好走。距離への適性もすでに証明済みです。
ということで、今回の「ヒモ穴」にはベラジオオペラを指名したいと思います。
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