京都記念はここから始動する実績馬には鬼門の一戦。ならば、注目の「2強」よりも末脚秘める伏兵の一撃に期待 (3ページ目)
連勝してきたレースを振り返れば、とりわけ前走の3勝クラス・尼崎S(11月9日/阪神・芝2400m)で繰り出した末脚には目を見張る鋭さがありました。阪神芝の中・長距離戦で上がり32秒8という時計はなかなかお目にかかれないもの。これは、オルフェーヴルやサートゥルナーリアがGII神戸新聞杯(阪神・芝2400m)で快勝した時に匹敵する数字ですから、相当インパクトがあります。
ちなみに、改修後の阪神・芝2200m以上のレースで、上がり32秒台をマークして勝った馬は過去に5頭しかいないみたいですよ。
僕は今回の京都記念、結構ペースが速くなると考えています。その理由は3つあって、阪神コースで行なわれた過去2年の結果が先行決着だったこと。開幕週で馬場の傷みがなく、スピードが出やすいこと。そして、逃げたい馬が多くそろっていること、です。
そうした状況にあって、人気馬も早めに動いて前を捕まえにいくことが予想されます。そこで、伏兵という立場にあるインプレスは最後まで動かずに済みますから、満を持して自慢の末脚を炸裂させることができれば、2~3着には食い込めると踏んでいます。
もし僕がこの馬に乗るとすれば、ドウデュースの後ろで脚をタメ、勝負どころでも決して先に動かず、ドウデュースが上がっていく進路についていくイメージ。そうすれば、自ずと道は開けるはずです。
ということで、京都記念の「ヒモ穴馬」にはインプレスを指名したいと思います。
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