凱旋門賞にまったく違うアプローチで挑む日本馬4頭。悲願の勝利に向け、各陣営が自信を覗かせる「戦略」とは (4ページ目)
馬自身はぶっつけとなるが、手綱を取る横山和生騎手は2週間前にフランスに渡航。マイル戦ではあるものの、タイトルホルダーの一時入厩先である小林智厩舎の馬に騎乗して、パリロンシャンの馬場とフランス競馬の流れを経験している。
「今年は大野(拓弥)騎手がしばらくフランスで乗っていたので、2週間前の経験もふまえていろいろ話をさせてもらいました。追い切りでは、タイトルホルダーも馬場はそんなに気にしていませんでしたし、競馬場は(調教場とは)また違うので気にすることはないと思います」(横山和生騎手)
自身の今回の参戦について、「2、3年前(の自身の成績)からしたら現実味がない」と話すように、横山和生騎手の躍進は目覚ましい。昨年優勝のトルカータータッソに騎乗したレネ・ピーヒュレク騎手も凱旋門賞は初騎乗だった。凱旋門賞の怖さを知らないことは、ある意味アドバンテージとなるかもしれない。
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