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久野美咲が鈴木央との対談で明かしたアニメ『ライジングインパクト』制作の裏側 主人公の「勝ちたい」気持ちを表現すべく共演者と徹底討論 (4ページ目)

  • 佐藤主祥●取材・文 text by Sato Kazuyoshi
  • 村上庄吾●撮影 photo by Murakami Shogo

【シーズン2は"激アツバトル"のオンパレードに!】

ーーさて、6月22日から『ライジングインパクト』シーズン1(全12話)が配信されました。8月6日から配信開始するシーズン2(全14話)も含め、作品の見どころをお聞かせください。

鈴木:ゴルフ漫画となると、けっこう身構えてしまう人もいると思うんですけど、作り方としては、ガウェインという主人公の男の子がいろんなキャラクターと友情を育み、ときには葛藤しながら成長していく。そのきっかけとしてゴルフがあるという形の物語になっています。なので、ゴルフ好きの人はもちろんですが、そうではない人でもすんなりゴルフの世界に入っていける作品になっているので、ぜひ見てほしいです。

久野:見どころは、全部です!(笑)。央先生がお話していたように、ゴルフが好きな方、あまり詳しくない方どちらでも楽しめますし、試合のシーンで、そのホールが何ヤードで規定打数の「パー」が何打なのかも表記されていますから、わかりやすくお話も楽しめると思います。

鈴木:シーズン2では、すげぇやつが出てきます。

久野:それって、あのキャラですか?

鈴木:あのキャラです(笑)。まぁ、すでにキャラクタービジュアルが公開されているので話しますが、江口拓也さん演じるトリスタンという最強の選手です。原作でも屈指の人気キャラクターでしたので、彼の登場も期待しながら、バトルが続く熱い展開もぜひお楽しみください。

久野:まさにシーズン2からは強敵が出てくるというのもあって、空気感がちょっと変わります。「ザ・勝負!」という感じで、つねに選手同士がバチバチと火花を散らしながら、激アツバトルが繰り広げられます。ガウェインが悩み苦しみながら、どんどん勝負の世界にのめり込んでいく様子も描かれているので、そういう世界観をどっぷりと楽しんでいただけたら嬉しいです。

ーー最後におふたりからメッセージをお願いします。

鈴木:25年以上前に描いた漫画なので、やはり拙い作品ではあると思います。昔の自分に「もうちょっとちゃんと描けよ!」と言いたいぐらいです(笑)。けど、長らく支持し続けてくださった多くの関係者やファンの方々がいたからこそ、こうしてアニメ化にまで至り、すばらしい作品が出来上がりました。ただただ感謝しかないですし、本当に、素直に嬉しい。ぜひ見ていただきたいです。

久野:たくさんのスタッフ・キャストの皆さんのおかげで、こうやってアニメ作品としてお届けできることを嬉しく思います。作中のキャラクターには、それぞれ抱えている葛藤や、勝利に対する強い気持ちがあって。その熱い想いがぶつかり合うと、ものすごい迫力がありますし、思わずぐ〜っと歯を食いしばってしまうようなシーンがたくさんあります。それでいてスカッと爽快な気分も味わえるんです。本当に心を揺さぶられる作品になっているので、ぜひ見ていただけたら嬉しいです!

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【Profile】
鈴木央(すずき・なかば)/1977年2月8日生まれ。福島県出身の漫画家。1998年に「週刊少年ジャンプ」誌上で『ライジングインパクト』にて連載デビュー。主な代表作は『ブリザードアクセル』、『金剛番長』、『七つの大罪』、『黙示録の四騎士』など。

久野美咲(くの・みさき)/1月19日生まれ。東京都出身の声優。2003年に映画『ボイス』の吹き替えで声優デビュー後、2010年に『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』でTVアニメ初出演。『七つの大罪』(ホーク役)、『3月のライオン』(川本モモ役)、『アイドルマスター シンデレラガールズ』(市原仁奈役)、『メイドインアビス 烈日の黄金郷』(ファプタ役)など出演作多数。

アニメ『ライジングインパクト』Netflexでシーズン1(全12話)公開中
ライジングインパクト | Netflix (ネットフリックス) 公式サイト
ⓒ鈴木央/集英社 ⓒNetflix

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