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【木村和久連載】再び黄金期到来か? シニアの復活ゴルフでラウンド数が増加傾向のわけ (4ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 他、手のしびれを放っておいたら、変形性関節症になり、今は初期のリウマチじゃないかと疑われています。おかげで、右手の中指の第二関節が曲がりづらくなり、グリップ力は確実に低下しています。それが一本の指で済むならいいのですが、指全体が動かしづらくなると、ゴルフができなくなるかもです。

 そういったハンデを背負っていると、むしろ積極的にゴルフをして「あ~、今日も大丈夫だった」「健康に感謝しないといけない」と、ゴルフができることに生きている喜びを見出しています。

 知り合いに車イス生活を余儀なくされている人がいるのですが、その人は積極的に旅行をしています。車イスだと周りの協力者も必要なわけで、他の人にも迷惑や負担をかけてしまうと思いがちです。自分なら、外に出かけたりせず、家でゲームでもしていようと思ったりしてしまいそう......。

 でも最近、自分も目や指の病気になって、考えが変わってきました。不自由だからこそ、自由を求めて動くんだな、と。

 今のゴルフは、スコア的には全盛期より悪いですが、楽しさや充実感は以前よりもはるかに上回っています。いつまでゴルフができるかわかりませんが、可能な限り頑張ってみたいと思います。

 さあ、今シーズンも頑張っていきましょう!

木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。

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