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【木村和久連載】再び黄金期到来か? シニアの復活ゴルフでラウンド数が増加傾向のわけ (3ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 自分はお酒が好き、というわけではないので、そっち方面からの誘いは少ないです。けど、ゴルフ好きなことは知れわたっているので、ラウンド参加のリクエストは増加しました。

 ゴルフは飲み会と違って、一緒に過ごす相手と延々と話をしなくて済みます。それが、本当にラクでいいです。ラウンド中の短い会話で、必要最低限の情報を得ることができて、非常に効率的です。

 あとはお互いにラウンドして、それぞれのプレーぶりを見て、元気なのを確認できればいいのです。そういった仲間たちは、見ていて「飛ぶなぁ」「うまいなぁ」「練習しているんだな」という方もいますが、「ミスが多い。コロナ明けで調子がイマイチか」「飛ばないな。ちょっと老けたのかな」なんて方もいます。

 逆に言えば、自分も周囲からいろいろと見られているのだから、ちゃんとしないといけませんね。

(4)練習するようになった
 自分はもともと練習嫌いで、月に1回練習すればマシなほうでした。でもスランプに陥って、そこから抜け出すために、嫌々ながら練習をするようになりました。

 そうして、スランプから脱した頃にはすっかり練習癖がついてしまい、今では週に2回ぐらいはコンスタントに練習場へ通っています。さらに、バンカー練習ができるところを見つけ、そっちも熱心にやるようになりました。

 そうしたら、練習の成果を試したくなって、頻繁にラウンドするようになったのです。

 ゴルフって不思議なもので、練習をやった成果はラウンドに反映されるんですね。もちろんダメだったケースもありますよ。でも、トータルではプラス。何もしないよりは、はるかに上達します。

 だいたい練習しすぎて下手になった、という話はあまり聞いたことがありません。現に「下手の固め打ち」という言葉があるように、素人がわけもわからず練習して、緩いスライスボールばかり打ったとしても、それが安定したスライスボールなら、スコアはそこそこまとまる、ということですから。

(5)ゴルフで生きている証を実感
 最近、網膜剥離寸前の、網膜裂孔(もうまくれっこう)になって視界不良になりました。今でも飛蚊症(ひぶんしょう)が残り、目のなかにゴーストみたいなのがいて、見えづらいです。

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