「今季の女王候補は誰だ?」百花繚乱の女子ゴルフツアー 有力視される10選手を永久シードプロがピックアップ (4ページ目)

  • 古屋雅章●取材・構成 text by Furuya Masaaki
  • photo by Getty Images

岩井千怜(20歳)
(2022年シーズン優勝2回。メルセデスランキング18位)
岩井明愛(20歳)
(2022年シーズン優勝0回。メルセデスランキング40位)
 昨季、ツアー本格参戦を果たした双子の岩井姉妹にも期待しています。NEC軽井沢72、CAT Ladiesと2週連続優勝を飾って一躍脚光を浴びた妹の千怜さんには、さらなる躍進が見込まれます。

 でも実は、当初は姉の明愛さんのほうが有望視されていたんです。最大の魅力は飛距離。昨年の住友生命Vitalityレディス 東海クラシックでの協会公認のドラコン大会では、穴井詩さんの302.3ヤードに次ぐ295ヤードで2位に入りました。

 その飛距離を武器に、世界でも通用する選手のひとり。来年にはパリ五輪も控えていますから、千怜さんともどもその存在を大いにアピールしてほしいと思います。

佐藤心結(19歳)
(2022年シーズン優勝0回。メルセデスランキング29位)
 ショット力や飛距離にアドバンテージを持つ選手。昨年はショートアイアンでグリーンを狙った時に、スピンバックしてグリーンからこぼれてしまうシーンが何度かありました。

 スイングスピードがあるからこその"ミス"で、裏を返せば、それだけアイアンのキレ味が強烈な証拠。女子でスピンコントロールを必要する選手が出てきたことに、ある種の驚きを覚えました。

 このオフ、スピンコントロールの練習をどれだけしてきたのか。その成果を見るのがとても楽しみです。

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