サッカーチームの勧誘も断り、ゴルフの道を選んだ大物ルーキー佐藤心結。「買い物やオシャレよりもゴルフに夢中でした」

  • 柳川悠二●取材・構成 text by Yanagawa Yuji
  • photo by Getty Images

――音楽を聴いたりはしますか。

「練習中にも聴きますし、試合直前のパッティンググリーンではテンションの上がる曲を聴いています。基本的には自分の好きな曲や、その時に流行っている曲を聴くことが多いです。最近は、ワンオク(ONE OK ROCK)をよく聴いています」

――2022年シーズンに向けての抱負と、ツアープロとしての目標を教えてください。

「優勝を目指して頑張るのはもちろんですが、まずはリランキング(第1回は7月のニッポンハムレディス終了後)でも上位に残れるように頑張って、後半戦の出場権もしっかり得てシード(メルセデス・ランキング50位以内)を獲りたいです。1年目から優勝のノルマを自分に課すようなことはしたくないので、地道に、今の勢いのまま(プロツアーにも)臨めたらいいな、と思っています」

――それでも、先ほど「(ゴルフのほうが)稼げる」と言っていましたし、上位争いに加わっていく意識は高いのではないですか。

「そうですね、家族に恩返ししたいのもありますし、(国内外を問わず)地震や水害などでご苦労なさっている被災地などに寄付をして、少しでもお役に立てれば、という気持ちもありますから」

――プロツアーに挑むにあたって、このオフに力を入れていきたい課題はありますか。

「ショートゲームですね。グリーン周りのアプローチなど、引き出しを増やせたらいいなと思って、今も練習しています」

――昨今の女子ツアーは、若い選手たちが華々しくデビューして、どんどん勝利を飾っています。その姿をどう見ていますか。

「年々レベルも上がっている印象があって、常にアンダーパーのスコアを出さないと上位で戦えない時代になってきているように思います。そういうゴルフの流れに自分もついていきたいです。そうすれば、優勝も遠くないんじゃないかなと思っています。

 昨年のスタンレーレディスでは2位タイという結果を出して、プロの戦い方を勉強させてもらいました。その経験を、開幕戦から生かしていきたいです」

――憧れの畑岡奈紗プロの背中を追って、将来的にはアメリカで戦いたい気持ちなどもあるのでしょうか。

「まずはプロの舞台で(畑岡プロと)一緒に回ってみたいです。そして私も、(畑岡プロのように)誰からも尊敬される、愛されるプロを目指していきたい。ゴルファーとしてだけでなく、人間としても"一流"になれるように頑張りたいです」

(おわり)

佐藤心結(さとう・みゆ)
2003年7月21日生まれ。神奈川県出身。明秀学園日立高3年。2021年プロテスト合格。2021年ファイナルQT11位。身長161cm。血液型B。

(第6回:玉井陸斗(飛び込み)五輪で示した素質の高さと今後の課題>>)

3 / 3

関連記事

キーワード

このページのトップに戻る