【木村和久連載】ゴルフと渋滞。どうしようもない関係をどう解消するか (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 渋滞対策で鉄板なのはこれ、電車でゴルフです。

 ゴルフ場のクラブバスが最寄り駅まで送迎してくれるコース限定となりますが、これをやったらやめられません。鉄道のダイヤが遅れることは、高速道路の渋滞に比べたら、何十分の1です。

 何より疲れないし、行き帰りにお酒が飲めるし、悪いところが何もありません。私はもっぱら、これでラウンドしています。

◆帰り道の渋滞対策
 帰りの渋滞も、朝と同様にピーク時を避けて移動したほうが効率的です。

 夕方5時にゴルフ場を出て、渋滞に突入して8時に帰宅するなら、7時まで健康ランドやアウトレットなどで時間を潰して、それから高速道路に乗って帰る。案外、家に着く時間は変わらないものです。

 何度も渋滞を体験して、懲りていますよね。だから、帰りの渋滞は"急がば回れ"を試してみてください。ゆったり構えて、有意義な休日を過ごしましょう。

◆ゴルフ場の渋滞はどうする?
 さて、ゴルフ場の渋滞問題ですが、通常ハーフ2時間10分~15分程度でラウンドするのですが、混雑しているとハーフ3時間ぐらいかかることも。そうなると、渋滞が起きていると言わざるを得ません。

 では、なぜ渋滞が起きるのか?

 基本的には、お客さんの詰め込みすぎが原因です。他にも、名物ホールがあって、そこの谷越えで渋滞するとか、短いロングホールがあって、そこで2オン狙いの人がいると渋滞するといった説があります。

 名物ホール渋滞説は、あながち間違っていません。けど、ゴルフ場の渋滞の根本は、いっぱい詰め込んでいるから、どこかでプレーが遅い組が現れて、詰まってしまうのです。

 だから、詰め込んでいるゴルフ場でも、トップスタートなら、まず渋滞に出会うことはありません。

 でもその昔、千葉の某コースでトップスタートの組を予約したら、前にひと組いて、がっかりしました。しかも、その組がチンタラとプレーしていて、「これじゃあ、早いスタートを取った意味がないじゃん」と憤慨したことがあります。

 あまりに遅いから、その組に「注意しにいこうか」、あるいは「マーシャル(進行係り)に相談しようか」と、丸一日、同伴メンバーとぶつくさ言いながらラウンドしていましたよ。

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