【木村和久連載】酒とタバコとニギリ。
日本のゴルフ文化のルーツに迫る (6ページ目)
メンバーとビジターの軋轢(あつれき)は、しばらく続くでしょう。でも今後は、ビジターを大切にする運営をしていかないと、ゴルフ場の運営は成り立ちません。
そうなると、メンバー不遇の時代がやってくるでしょう。メンバーでいる意義を見出せない人が、今も結構いるんじゃないでしょうか。
そもそもゴルフの会員権は、名義変更料金とか高すぎです。子どもに相続する場合も、結構取られるし。会員権を手放す傾向は一層加速していくかもしれません。もはや、昔の流儀が通用しませんよね。
そんなわけで、日米英の3カ国の文化が融合して、21世紀のゴルフが発展しました。たぶん20年後には、アイドル型のバーチャルキャディーがアドバイスしてくれる、そういう時代が到来するでしょう。
「オーケー、グーグル。残りの距離を教えて......」は、すでに活用している人がいそうですもんね。
木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。
『ヘボの流儀~叩いても楽しいゴルフの極意』3月5日発売
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