2018.05.24

【木村和久連載】おトクで楽しい、
プロトーナメントの「現地観戦術」

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

専門誌では読めない雑学コラム
木村和久の「お気楽ゴルフ」連載●第156回

 絶好のゴルフ観戦シーズンに突入しました。

 近年、ギャラリーへのサービスが充実しております。以前のように、多くのファンがひとりの選手を血眼(ちまなこ)になって追いかけるという現象が薄れて、その分、主催者側は来場してくれたお客さんに対して万遍なくサービスし、顧客満足度をアップさせているのです。

 昔は、ジャンボ尾崎やタイガー・ウッズなどのスーパースターがいて、その姿を追いかけて1日が終わる、そんな感じでした。スター選手の周りは黒山の人だかりで、バシーンとドライバーを打つや、ギャラリーの”民族大移動”開始!っていう様子でしたかね。

 そのため、双眼鏡と脚立は必需品でした。そうして、「打った~、それ動け~」「あぁ~、荷物が邪魔じゃ~」などと言って、フゥ~フゥ~しながら好位置をキープするや、選手が登場して「また打った~」「次のポジションへ動け~」の繰り返しで、いったい何をしに来たのやら……。

 そんなこんなで、あとでギャラリー用のテントにいって、休憩しながらコース内に設置されたモニターのライブ映像を見ていると、はっきりと選手の一挙一動が映し出されているじゃないですか。

 そうなんですよ。テレビのほうが”見た感”があるのです。ナマの試合は、その場の雰囲気を味わいたい、そういうことですかね。

 とりわけ男子ツアーにおいては、ナマで見たい強い選手は、おおよそ海外に行ってしまいがちです。だから最近は、わざわざそこまでして見たいプロは少ないです。

 その代わりに脚光を浴びているのが、女子トーナメントと男子のシニアトーナメントです。どちらも「お客さんあっての試合」ということを非常に理解しており、即席サイン会などはお手のもの。選手と握手もできたりして、AKBみたいな人気で、コース外でも黒山の人だかりができています。