マスターズで自信のタイガー・ウッズ「休みは終わりだ、戦いに戻る」 (3ページ目)

  • text by Reiko Takekawa/PGA TOUR JAPAN
  • photo by PGA TOUR

 その後、すでに出場を発表している、今季メジャー第2戦の全米オープン(6月14日~17日/ニューヨーク州)と、ウッズのファウンデーションが主催するザ・ナショナル(6月28日~7月1日/メリーランド州)の2戦に臨む。

 メジャーに向けてしっかりとピークを持っていくのが、ウッズのやり方。マスターズではうまく調整できなかったが、全米オープンではなんとしてもリベンジを果たしたいところだろう。

 今年の全米オープンの会場となるのは、シネコック・ヒルズ。1995年、アマチュアだったウッズが、初めて全米オープンを戦った舞台である。だが、そのときの同大会では残念ながら、ウッズは手首のケガによって途中棄権している。同じくシネコック・ヒルズで行なわれた2004年大会も、ちょうどスイング改造中の真っ只中にあって、17位に終わっている。

 ちなみに、ここ2年ほどツアー競技から遠ざかっているウッズ。今季(2017-2018シーズン)については、2013年の"プレーヤーズ選手権勝者"という資格(5年シード)によってツアーの出場権を得ている。

 この資格は今季までとなるが、ツアー通算79勝のウッズは通算20勝以上の選手が得られる"生涯メンバー"の資格を持つ。ゆえに、通常の試合については今後も問題なく出場できる。

 ただし、これとは別の出場資格が必要な試合、例えば4大メジャーに関しては、以下のような状況だ。

 マスターズは勝者のため、生涯にわたって出場可。全米オープンは2008年の勝利によって、以降10年間の出場権を獲得しているが、その資格は今年が最後となる。全英オープンと全米プロ選手権はマスターズと同様、過去の優勝者としての出場権を持つ。ただし、全英オープンに関しては「60歳まで」という規定がある。

3 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る