【木村和久連載】ドライバーの飛距離を2割増する驚きの方法 (2ページ目)

  • 木村和久●文 text by Kimura Kazuhisa
  • 服部元信●イラスト illustration by Hattori Motonobu

 何はともあれ、今回は、技術を教わったり、ギアを買ったりしないで済む、すこぶる簡単な飛距離アップ方法を提示させていただきます。それで、「飛距離とは何か?」を考えてみるのも、一計かと思います。

 その方法とは、ズバリ「高原でゴルフをする」ことです。気圧の関係で、1000m標高が高くなると、ゴルフボールは約1割距離が伸びる、と言われています。

 長野県の軽井沢で標高900m、山梨県や静岡県の富士山周辺で標高1200m前後です。そこら辺のゴルフ場に行って、アイアンなんか打つと、グリーンの奥にボールがこぼれることもしばしば。

標高の高い場所にあるゴルフ場では、本当によくボールが飛びます。前の組に打ち込まないよう、気をつけてくださいね。標高の高い場所にあるゴルフ場では、本当によくボールが飛びます。前の組に打ち込まないよう、気をつけてくださいね。 私は以前、標高1500mぐらいの八ヶ岳高原CC(長野県)でプレイしたことがあるのですが、ここでは恐ろしくボールが飛んだ記憶があります。計算上は、1.5割の飛距離アップですが、夏場はボール自体がよく飛ぶし、山のわりにはフェアウェーは平らでしたから、ボールが転がったりすると、感覚的には2割アップぐらいで飛んでいた印象でした。普段、ドライバーの飛距離が200ヤードくらいの人で240ヤード、250ヤードくらいの人なら300ヤードといった感じですから、相当なものです。

 では、さぞかしスコアはよかったんでしょう、と思うかもしれませんが、突然2割アップでボールが飛んだりすると、逆に頭の中を切り替えるのが難しく、なかなかグリーンに乗らないんです。成績は日頃と変わりませんでしたね。

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