2015.06.02

【ゴルフ】苦悩する香妻琴乃「どうしたらいいか、答えが出ない」

  • 金明昱●文 text by Kim Myung-Wook
  • photo by Getty Images

5月特集 いま見るなら、女子ゴルフ(9)

 香妻琴乃(23歳)が動けば、多くのギャラリーが移動する。今や、女子ツアーのトーナメント会場ではお馴染みの光景である。

腰に痛みを抱えたまま、懸命にプレイしている香妻琴乃。 お洒落なサマンサタバサのウェアを着こなし、その愛らしいビジュアルも相まって、女子プロゴルフ界屈指の人気を誇る香妻。ブレイクのきっかけは、昨年の躍進にある。

「昨年はすべてが噛み合った年でした」

 そう語る香妻は、プロ入り4年目の昨季、レギュラーツアーのシード権を持たない身ながら、主催者推薦などで出場した試合で奮闘。上位争いに何度となく顔を出して、サマンサタバサガールズコレクションレディース(2014年7月18日~20日/茨城県)や、ミズノクラシック(2014年11月7日~9日/三重県)では2位と、ツアー初優勝まであと一歩というところまで迫る試合もあった。そして、最終的には賞金ランキング19位となり、初のシード権を獲得した。

 それだけの成績を残せたのは、まさしく香妻が言うとおり「すべてが噛み合った」結果だろう。小柄ながら、パワフルなティーショットを披露。その飛距離は確実に伸びていて、安定感も増していた。さらに、平均パット数1位というパッティングのよさが何より際立っていた。その点について、香妻が語る。

「平均パット数1位というのは、ショットの精度がよかったからなんです。特にセカンドやサードショットですね。100ヤード前後のショットがほとんどピンに寄っていったんです。それで、そのピンに寄ったパットをきちんと沈められたのが、よかったんだと思います。おかげで、ロングホールのバーディー率が上がっていました」