【木村和久連載】ドライバーの飛距離を2割増する驚きの方法 (3ページ目)
それでも、ドライバーはすごく飛んで気分がいいです。まあ、一緒にラウンドする人たちも飛ぶので、自分が『ドラコン賞』を獲ることはありませんでしたが……。
みんなが飛ぶと「差が出ない」という考えは、実はニュー・ドライバーにも当てはまります。その飛ぶドライバーをみんなが持つと、差がつかないですからね。
じゃあ、買うのをやめるのか? 買わないならもっと飛ばないぞ、と思うとそういうわけにはいきません。なんか、米ソの冷戦構造に似ていませんか。相手に負けまいとする心理で、結局ドライバーを買ってしまうわけです。
私はどうかって? 私は、飛距離なんて、どうでもいいんです。生涯レギュラーティーでラウンドしていれば、ドライバーの飛距離210ヤードぐらいで、ガードバンカーに捕まり、設計者の意図を汲(く)んだゴルフが十分楽しめますから。
散々飛距離の話を煽(あお)ってから言うのもなんですが、飛距離の煩悩に打ち勝ってから、ゴルフは上達する。特にアベレージアマチュアはね。そう信じている、今日この頃です。
木村和久(きむら・かずひさ)
1959年6月19日生まれ。宮城県出身。株式をはじめ、恋愛や遊びなど、トレンドを読み解くコラムニストとして活躍。ゴルフ歴も長く、『週刊パーゴルフ』『月刊ゴルフダイジェスト』などの専門誌で連載を持つ。
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