サッカー日本代表に難敵出現 ワールドカップ3戦目の相手スウェーデンは隠れたタレント集団 (2ページ目)
【ギェケレシュの得点力】
この記事に関連する写真を見る かくしてウクライナとのパスB準決勝に臨んだスウェーデンだったが、懸念材料があった。それはストライカーのアレクサンデル・イサクと、サイドアタッカーのデヤン・クルゼフスキという攻撃の主軸ふたりをケガによる長期離脱で失い、プレーオフにも間に合わないことだった。
そんな窮地を救ったのが、2025年の最多得点者(クラブと代表の合計)に贈られるゲルト・ミュラー・トロフィーを獲得したヴィクトル・ギェケレシュだった。
ポッター監督はイサク、クルゼフスキを欠くなか、ギェケレシュを最大限に生かすため、3-4-2-1のシステムに変更。守備時は5-4-1で固く守り、攻撃時は3-5-2と可変し、エースの得点力に懸けた。
指揮官の期待に応えるように、ギェケレシュは準決勝でハットトリックを達成し、ウクライナを3-1で破って決勝へ進出。そしてポーランドとの決勝戦。2-2で迎えた88分にギェケレシュが決勝点を叩き込み、3-2でスウェーデンを本大会へと導いた。
本大会ではグループFで3戦目に日本と対戦する。大会までにイサクやクルゼフスキが間に合うかはわからない。それでもギェケレシュを筆頭に、アンソニー・エランガやベンジャミン・ニグレン、ヤシン・アヤリ、ルーカス・ベリヴァルら、若いタレントを擁する"北欧の雄"は決して侮れない。
著者プロフィール
篠 幸彦 (しの・ゆきひこ)
1984年、東京都生まれ。編集プロダクションを経て、実用系出版社に勤務。技術論や対談集、サッカービジネスといった多彩なスポーツ系の書籍編集を担当。2011年よりフリーランスとなり、サッカー専門誌、WEB媒体への寄稿や多数の単行本の構成を担当。著書には『長友佑都の折れないこころ』(ぱる出版)、『100問の"実戦ドリル"でサッカーiQが高まる』『高校サッカーは頭脳が9割』『弱小校のチカラを引き出す』(東邦出版)がある。
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