久保建英、「22歳でCL出場」の目標をクリア。アトレティコ戦は最高峰の舞台を戦ううえでの教訓に (3ページ目)
久保は単独で切り崩す力も持っているが、あくまでコンビネーションがあることで、それを十全に生かしている。三笘薫やヴィニシウス・ジュニオールのように、スピードを生かしたドリブラーではない。複数のプレー選択肢のなかで、味方の持ち味を引き出し、自らの力も引き出される。それ故、ダビド・シルバと組むことで無敵の存在になれるのだ。
周囲が久保と近いサポート関係を周りが作り出せば、自ずと優位な状況に立てる。そのプレーの渦は相手を凌駕するだろう。FCバルセロナであろうが、レアル・マドリードであろうが、マンチェスター・ユナイテッドであろうが、ビッグクラブ相手にも証明している。
最終節はホームのセビージャ戦。久保はもうひとつの目標である「二桁得点」をクリアできるか。あらゆる戦いが来季につながっている。
「UEFAチャンピオンズリーグ」もいよいよ決勝!
シティvsインテルの好カードが実現!
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著者プロフィール
小宮良之 (こみやよしゆき)
スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。
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