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久保建英「唯一の脅威だった」ローマ戦で敗れるも高評価 ソシエダは2点差の逆境を跳ね返せるか (3ページ目)

  • 小宮良之●文 text by Komiya Yoshiyuki
  • photo by Insidefoto/AFLO

 そしてストライカーであるアレクサンダー・セルロートの低調ぶりは懸念材料だ。セルロートは前半戦12得点を挙げ(ELやスペイン国王杯も含む)、エースFWとして堂々たる活躍を見せていた。しかし1月25日のスペイン国王杯準々決勝、FCバルセロナ戦で千載一遇の好機を外して以来、不振に喘いでいる。それから8試合はわずか1得点。ローマ戦も苛立ったような表情を見せ、巨体を持て余していた。

 ここはやはり、久保のさらなる奮闘を望むしかないだろう。ファーストレグではローマの左利きディバラにまんまとやられた格好だが、やり返すしかない。1点を先に奪うだけで、ホームスタジアムを包む空気はがらりと変わる。それだけの攻撃力はあるチームだ。

 3月16日、ラ・レアルは背水の陣でローマを迎え撃つ。

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著者プロフィール

  • 小宮良之

    小宮良之 (こみやよしゆき)

    スポーツライター。1972年生まれ、横浜出身。大学卒業後にバルセロナに渡り、スポーツライターに。語学力を駆使して五輪、W杯を現地取材後、06年に帰国。著書は20冊以上で『導かれし者』(角川文庫)、『アンチ・ドロップアウト』(集英社)など。『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューし、2020年12月には『氷上のフェニックス』(角川文庫)を刊行。パリ五輪ではバレーボールを中心に取材。

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