ロナウドは車、メッシ、ネイマールはゲーム。選手はオフに何してる? (3ページ目)

  • 中山淳●文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFP/AFLO

 特にコロナ禍のなかではサッカー選手がeスポーツのオンライン対戦をしたことが話題になるなど、今後もゲーム人気が衰えることはなさそうだ。

 趣味ではないが、サッカー以外の時間を学業に費やすアカデミックなタイプの選手も意外と多い。

 去年の8月に現役を引退して監督業に専念することになった元ベルギー代表ヴァンサン・コンパニが、マンチェスター・シティ時代、英国の名門アライアンス・マンチェスター・ビジネス・スクールを卒業し、経営学修士(MBA)を取得したことは有名だ。

 また、ポーランド代表のロベルト・レバンドフスキ(バイエルン)は、サッカーと学業を両立させて2007年にワルシャワ体育大学に入学。その後はプロサッカーに専念したことで休学を余儀なくされたが、2017年に無事卒業した。

 現役中にイタリアの名門トリノ大学を卒業し、経済学と商学の学士号を取得しているジョルジョ・キエッリーニ(ユベントス)、マドリード工科大学でジャーナリズムを専攻し、カミーロ・ホセ・セラ大学ではスポーツ科学とマーケティングの学位を取得したフアン・マタ(マンチェスター・ユナイテッド)......。2018年に現役を退いた元ロシア代表のアンドレイ・アルシャビンは、地元サンクトペテルブルクの大学でファッションデザインの学位を取得し、卒業後は自身のブランドを立ち上げて女性服やスポーツウェアなどを展開している。

 サッカー選手の趣味は多岐にわたり、息抜きの方法も人それぞれ。サッカー以外のオフの時間をいかにして有効に過ごすかが、ハイパフォーマンスの持続につながっているのかもしれない。

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