2021.02.15

新体制のチェルシーが好調。トゥヘルの手腕で不振FWが生き返った

  • 篠 幸彦●文 text by Shino Yukihiko
  • 西村知己●イラスト illustration by Nishimura Tomoki

サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー~

Question
ヴェルナーのポストプレーからチェルシーはどう攻略したか

 成績不振でフランク・ランパード監督を更迭し、パリ・サンジェルマンを解任されたばかりのトーマス・トゥヘル新監督を迎えたチェルシー。初陣となった第20節ウォルバーハンプトン戦はスコアレスドローだったものの、その後は3連勝という好調ぶりだ。

 結果だけでなく、内容もこれまで回りの悪かったパスワークがスムーズになり、多くの時間でゲームを支配できるようになった。短期間ながらトゥヘルの手腕で明らかにチームは向上し、選手たちは自信を得ている。

 そのなかで輝きを取り戻そうという選手がいる。FWティモ・ヴェルナーだ。約64億円の高額な移籍金で昨夏加入したが、ここまで4得点で期待外れの烙印を押されている状態だった。前監督は最後までヴェルナーの効果的な使い方を見出せずに終わった。

 しかし、トゥヘルはそれを見出そうとしている。第23節シェフィールド・ユナイテッド戦の前半43分だ。相手MFとDFの間に下りたヴェルナーが、マテオ・コバチッチからパスを受けてリターン。

ヴェルナーがポストプレーでボールをリターン。このあとチェルシーはどう攻めたか タッチライン際には、ベン・チルウェルが張っている状況だ。このあとチェルシーは、左サイドをどう攻略しただろうか。