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今季打ち切りのオランダ。
AZ菅原由勢は自分たちの優勝を信じていた (4ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO


「ベンチから試合を見ていても、アヤックスはキレがないし、確実によくなかった。アヤックスが攻めていたとしても、"個"でサッカーをしているのは感じていた。そのツケが回って、簡単な一本のロングボールでやられたりする。だからこそ、AZがいくチャンスだと思っています」

 AZはビッグクラブに強くても、取りこぼしが多いという弱点があった。昨年12月、AZがアヤックスを1−0で下して称賛を浴びた翌週、彼らはスパルタ・ロッテルダムに0−3の完敗を喫した。

 そういう意味で、私はアヤックスに2度目の勝利を果たした翌節、ADOデン・ハーグとの戦いぶりに注目していた。結果は4−0。実に危なげのない内容でAZは完勝した。

 アヤックス戦の直後に大敗したAZと、完勝したAZ――。この3カ月の差は何なのだろうか?

「本気でチームが優勝を目指したい、という思いがプレーに出ているというか......。メンタル的なところのレベルがひとつ、上がったのかなと思います」

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