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今季打ち切りのオランダ。
AZ菅原由勢は自分たちの優勝を信じていた (2ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO


 しかし、カンブールとデ・フラーフスハップがサッカー協会と金銭で妥協しようとしていることから、2020−21シーズンの1部・2部リーグの参加チームは固まった。こうして今、オランダリーグは新シーズンに向けて気持ちを切り替えている。

 ただ、下記の議論はこれから何十年も続くだろう。

「2019−20シーズンのオランダリーグが最後まで開催されていたら、優勝チームはアヤックスだったのだろうか。それともAZだったのだろうか」

 オランダリーグの打ち切りが決まった時点で、アヤックスとAZはともに勝ち点56。得失点差ではアヤックスに分があるが(アヤックス=+45、AZ=+37)、AZは"トラディッショナル・トップ3"と呼ばれるビッグクラブのアヤックス、フェイエノールト、PSV相手に4戦全勝・得点10失点0と、堂々たる結果を残していた。

 オランダのサッカー専門誌『フットボール・インターナショナル』の5月6日発売号では、アヤックスのドニー・ファン・デ・ベークとAZのダニ・デ・ウィトが空中戦を競り合うシーンを表紙にし、その横に優勝盾が縦に裂けるコラージュを載せた。

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