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今季打ち切りのオランダ。
AZ菅原由勢は自分たちの優勝を信じていた (5ページ目)

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO


 菅原は以前から「優勝」の二文字を口にしていたが、その本気度が菅原個人としてもチームとしても増してきたのだろう。そのきっかけは「アヤックスにホームとアウェー、ダブルで勝ったことじゃないですかね」と菅原は言う。

「12月のアヤックス戦で勝ったあとは、少し過信していたかなと思います。だけど(3月のアヤックス戦の勝利で)しっかり自信がついたな、というイメージを僕は持ちました。自分のサッカー人生において優勝争いは初めてのことなので、楽しみながら自信をつけていきたいです」

 菅原の本職は右サイドバックだが、しばしばウインガーとして起用されることもあった。とりわけ、攻撃的な左サイドバックが必ずいる「トラディショナル・トップ3」が相手となった時、菅原はウインガーとして重宝された。

 菅原がウインガーとしてハマった試合のひとつが、アウェーで行なわれた第4節フェイエノールト戦だった。菅原はリチアーノ・ハプスというAZ出身の攻撃的左サイドバックと対峙。その試合で菅原はアシストを記録し、3−0の勝利に貢献した。

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