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今季打ち切りのオランダ。
AZ菅原由勢は自分たちの優勝を信じていた

  • 中田徹●取材・文 text by Nakata Toru
  • photo by AFLO

 オランダリーグは4月21日、マルク・ルッテ首相の「8月31日まで大規模イベントの開催を禁じる」という演説によって、今シーズンの打ち切りが決まった。彼の「あとになって悔やまないよう、今は用心して過ごしましょう」という訴えが心に響いた。

菅原由勢の所属するAZは若くて勢いのあるチームだった菅原由勢の所属するAZは若くて勢いのあるチームだった その後、オランダサッカー協会は今シーズンの優勝チームを決めず、1部・2部の昇降格も行なわないことを発表。2部リーグの首位カンブール、2位デ・フラーフスハップは当然のことながら怒り、オランダサッカー協会相手に裁判で決着をつけようとした。だが、結果は敗訴。その判決に「これは二審で争っても無駄だ」と悟り、来シーズンも2部リーグで戦うことを受け入れた。

 オランダ1部リーグの5位ウィレムⅡと、6位のユトレヒトは勝ち点3差。ユトレヒトは消化試合がひとつ少ないうえ、得失点差でウィレムⅡより有利に立っている。さらに中止になったオランダカップ決勝にも進出しているということもあり、オランダサッカー協会とまだ揉めている。

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