未来のスーパースターはこの中に。
レイニエルら東京五輪世代の攻撃的MFたち (2ページ目)
かつてヴィッセル神戸を率いていたフアン・マヌエル・リージョはそう言って、このポジションの特性を語っていたことがある。
<サッカーの化身>
そう思わせる知性を感じさせるのがインサイドハーフだ。東京五輪世代で、サッカーの深淵を見せてくれる選手は誰か――。
東京五輪にドイツの新鋭として出場が予定されるカイ・ハフェルツ(20歳、レバークーゼン)は、サッカーの醍醐味を伝える。
ハフェルツはすでにチャンピオンズリーグでも試合出場を重ね、異彩を放っている。身長189cmと巨躯ながら、しなやかな動きで相手の裏を取り、インスピレーション溢れるプレーを見せる。4-2-3-1の布陣ではトップ下を務める、システムやプレースタイル次第で、サイドアタッカー、0トップ、センターハーフをこなし、かつての「10番」を進化させている。
同じく東京五輪に出場予定のスペイン代表ダニ・オルモ(21歳、ライプツィヒ)も、インテリジェンスを感じさせる逸材だ。
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