未来のスーパースターはこの中に。レイニエルら東京五輪世代の攻撃的MFたち
東京五輪世代
ポジション別スター候補(7)
攻撃的ミッドフィルダー
鳴り物入りでレアル・マドリード入りしたレイニエル・ジェズス・カルヴァーリョ(ブラジル) 古典的な「背番号10」はいま、さまざまなポジションに姿、形を変えている。
インサイドハーフもそのひとつだろう。少し大きな枠組みで言えば、攻撃的MFとなる。インサイドハーフは主に4-3-3における中盤の一角を指し、ボランチ、サイドハーフ、トップ下という3つの役割を同時に担い、戦術的に極めて難解なポジションと言える。
現役の第一人者といえば、アンドレス・イニエスタ(ヴィッセル神戸)、ルカ・モドリッチ(レアル・マドリード)の2人だろう。ディフェンスライン近くから相手ゴール前まで、どの位置にいてもプレーの渦を作り出すことができる。最善の判断で最高の技巧を使え、戦況を優位に動かす。
「モドリッチは、攻撃的MFもボランチもできる稀有なMFだ。それは簡単なようで、簡単なことではない。それぞれのゾーンでプレーテンポを変える必要があるが、ゴール前であれ、サイドであれ、真ん中であれ、あるいは後ろであれ、彼はスイッチを切り替えることができる。戦術的レベルが群を抜いている」
1 / 5