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板倉滉のマンC移籍を考察。
レンタル先がフローニンゲンなのは好材料 (4ページ目)

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

 要するに、フローニンゲンで地位を築くことさえできれば、自ずとその後の道は開けるということである。

 フローニンゲンを足がかりに他のクラブへステップアップを目指し、必ずしもマンチェスター・Cに戻らなくてもいい。また、青田買い移籍で加入し、オランダの名門PSVでの武者修行を経てマンチェスター・Cのトップチームに定着したウクライナ代表MFオレクサンドル・ジンチェンコのようなケースを追い求めてもいいだろう。

 いずれにしても、目の前にあるチャンスをモノにできるかが勝負だ。

 サウサンプトン(イングランド)の吉田麻也、シント・トロイデン(ベルギー)の冨安健洋、そしてこの冬にフランスのトゥールーズに渡った昌子源と、現在日本人のセンターバックの評価は右肩上がりだ。はたして、板倉もその波に乗れるのか。東京オリンピック代表チーム、そして将来の日本代表を考えても、今後の成長に大きな期待がかかる。

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