2019.01.20

格差の残るアジア杯を見て考える。
アジアと世界の距離は縮まったか

  • 浅田真樹●取材・文 text by Asada Masaki
  • photo by Getty Images

 1月5日に開幕したアジアカップは、1月17日にグループリーグがすべて終了し、ベスト16が出そろった。

 4年前にさかのぼると、前回大会までは出場国数が16だったため、4カ国ずつの4組でグループリーグが行なわれ、各組上位2カ国が決勝トーナメントに進出。ベスト8から決勝トーナメントが行なわれていた。

 だが、今大会は出場国数が24に増やされたため、4カ国ずつ6組のグループリーグでは、各組1、2位の12カ国に加え、3位の中で成績上位の4カ国も決勝トーナメント進出。負ければ終わりの一発勝負はベスト16から行なわれる。

 いわば、前回大会までなら予選を突破できなかった国にも、国際経験の機会を与える形となった今大会だが、はたして、出場国数増が大会にどんな影響を与えているのか。それを検証するため、日本戦のみならず、グループリーグ全体を振り返ってみたい。

 今大会のグループリーグは、予選免除の12カ国(W杯ロシア大会の最終予選進出国)がFIFAランク順に、第1、2ポットへ。同様に、予選を勝ち上がってきた12カ国が、第3、4ポットに振り分けられた。

 ざっくりとまとめれば、第1、2ポットは、アジアカップの常連。第3、4ポットは、出場国数増によって出場のチャンスを得た国、と考えていいだろう。抽選により、4つのポットから各1カ国ずつが6組に振り分けられ、グループリーグが行なわれた。

 では、その結果、グループリーグでどんなことが起こったのかというと、全6組のうち、実に5組で第1、2ポットの国が上位2カ国を占めたのである。加えて言えば、うち3組はグループ内の全順位が、ポット順に決まっている。