復活ムードの香川、冷や飯の原口らブンデス前半、日本人9人の通知表 (3ページ目)
鎌田大地(フランクフルト)【6】
サガン鳥栖から完全移籍を果たすと、ドイツ杯1回戦とブンデス開幕戦に先発。そのまま攻撃的MFとして先発の座をつかめればよかったのだが、チームはその後、ケヴィン・プリンス・ボアテングを獲得。悪童として名高いが、確かな技術とフィジカルを持つ彼にその座を奪われた格好だ。
結局、その後は先発1試合、途中出場も1試合のみと、出場機会を失った。それでも評価を6としたのは、20歳(現在は21歳)という若さでのブンデス1部への移籍が近年はなかったから。移籍直前に入籍し、個人的にも万全の体制を作ってのチャレンジであり、今後に期待したい。
原口元気(ヘルタ・ベルリン)【5.5】
チームは10位と伸び悩む。原口には昨季の終盤から今季プレシーズンにかけて、プレミア移籍の話が持ち上がっており、あとは詳細を詰めるだけかと思われたが、それは夢と消えた。昨季後半は、ヘルタとの契約延長に関しても問題が発生しており、クラブとの間で何かコミュニケーションに齟齬(そご)があるのではないかと推測された。その点は気の毒に思うが、移籍が実現せず、結局ヘルタに残ることになった後の地元メディアやファンからの反応は厳しいものがあった。
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