復活ムードの香川、冷や飯の原口ら
ブンデス前半、日本人9人の通知表 (4ページ目)
リーグ戦のフル出場はなし。2試合に先発したが、そのうち1試合は44分でレッドカードで退場しており、実質的に1試合プレーしたのは87分で交代したバイエルン戦のみだ。途中出場した5試合も試合終盤になってからだった。パル・ダルダイ監督の息子やユルゲン・クリンスマンの息子らがチャンスを得ているのを見ると、気持ち的にも難しい状況だろう。ヨーロッパリーグを含めて、出場機会さえあれば走り切る姿は健気に映るが、原口本人もミヒャエル・プレーツSD(スポーツディレクター)も、冬の移籍の可能性を示唆している。
浅野拓磨(シュツットガルト)【5.5】
チームは14位。レンタル元のアーセナルへの復帰をせず、シュツットガルトに残留してブンデス1部での経験を選択した浅野。15試合に出場しているが、先発は7試合、得点もわずかに1と、正直なところ物足りない。「僕はどことやっても相手が強いと感じる」と常々語っているが、天然なのか、それとも謙遜なのか、もしかしたら本音なのか。
とはいえ、「得点していない限り、チームが勝っていても満足できない」とストライカーらしさは失っていない。スピード勝負を必要とする相手との試合で起用されることも理解しており、そこで浅野らしさを発揮することが必要になる。後半戦は得点、アシストという数字で貢献したいところだ。
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