復活ムードの香川、冷や飯の原口らブンデス前半、日本人9人の通知表 (5ページ目)

  • 了戒美子●文 text by Ryokai Yoshiko photo by Getty Images

武藤嘉紀(マインツ)【6】

 チームは15位。武藤自身はプレシーズンから序盤戦にかけては好調で、3得点1アシスト。だが、第12節ケルン戦で接触プレーにより腰を痛め、その後4戦、試合から遠ざかった。代表復帰とW杯メンバー入りを目指し、オフシーズンから個人トレーナーのもとでフィジカルを強化してきた。ケガをしないことを何より優先して臨んだシーズンながら、皮肉な状況が続いている。

 第17節ブレーメン戦で先発に復帰しているが、60分で交代した。冬のオフはじっくりと自分の身体と気持ちに向き合い、後半戦の爆発的な活躍につなげることを狙っている。


酒井高徳(ハンブルガー)【5.5】

 チームは17位と低迷している。サイドバックやボランチといった守備的なポジションであり、同時にチームキャプテンを務めていることから、全試合フル出場が期待されてしかるべきだが、フル出場9回、先発から途中交代2回、途中出場2回というのは少々不甲斐ない。序盤戦は「キャプテンであってもかばいきれない」と、マルクス・ギズドル監督から低パフォーマンスを指摘されたほどだった。

 それでもサポーターからの人気は高く、チームメイトにも主将として信頼されていることは試合を見れば明らかだ。それだけに後半戦は安定したパフォーマンスを求めたい。

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