まずいぞ、ハリル。コロンビアは前回より大幅強化、日本は眼中になし (5ページ目)
ペケルマン監督は抽選の結果について、「強国が来るのではなく、バランスのいいグループになることを望んでいたが、どうやらそうなったようだ」と満足げな様子だった。日本については、「ブラジル大会で戦ったのでよく知っている。経験の豊富な選手が多く、オランダのように完成度の高いチームだ」と評価し、遠藤、香川、岡崎、本田、長友の名を挙げた。
言及した選手のうち現代表にいるのが長友だけなのは切ないが、ペケルマン監督は非常に紳士的で謙虚な人物だ。たとえ「また日本と同じグループでラッキー」と本心では思っていても、相手を貶(おとし)めるようなことは決して言わない。しかし、「ポテンシャルが高く、怖い選手が揃っている」と警戒感を滲ませたセネガルへの評価のコメントと比較すると、どうやら日本はセネガルの下と見られているようだ。
実はブラジルW杯の直前キャンプをアルゼンチンで行なったコロンビアは、そこでセネガルと調整試合をこなしている。結果は、本番モードの前半が2-0で、大幅に選手とフォーメーションを替えたテストモードの後半が0-2だった。ただ、サッカーは雑ながら、そのフィジカルの強さにはコロンビアの選手たちも驚いていた。今回、アフリカ予選を勝ち上がったセネガルは、戦術面も進化しているのは間違いない。
ペケルマン監督の本音は、やはり「日本が最弱」ということだろう。
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