2017.12.07

ヤバいぞ、ハリル。セネガルは組織力もアップ。
対策は吉田麻也に聞け

  • 中山淳●取材・文 text by Nakayama Atsushi
  • photo by AFLO

W杯グループHの対戦国研究(2)~セネガル

 日本代表が来年のロシアW杯第2戦で対戦するセネガルは、多くの日本人にとってあまり馴染みのない国かもしれない。しかし、少し前からサッカーを見ている人なら、すぐに思い出されるのは日本と韓国で開催された2002年W杯ではないだろうか。

「対戦国研究(1)コロンビア」はこちら>>>

セネガルのエースFWサディオ・マネと吉田麻也は元チームメイト あの大会で初めてW杯出場を果たしたセネガルは、開幕戦で優勝候補フランスと対戦。誰もがフランスの順当勝ちを予想するなか、フランス人の故ブルーノ・メツ監督率いるセネガルは、当時はまだ珍しかった4-1-4-1システムでフランスの攻撃を封じると、前半にマークした虎の子の1点を守り切って「世紀の大番狂わせ」を演じてみせた。

 MFジヌディーヌ・ジダンこそ故障欠場していたものの、その試合のフランスにはFWティエリ・アンリ、FWダビド・トレゼゲ、MFパトリック・ヴィエラ、DFリリアン・テュラム、DFマルセル・デサイーなどそうそうたるメンバーがスタメンに名を連ねていた。にもかかわらず、1998年W杯、ユーロ2000と立て続けにビッグタイトルを制してこの世の春を謳歌していたかつての宗主国に対し、W杯の新参者がその黄金時代にピリオドを打つキッカケを作ったのである。世界に与えたインパクトがいかほどのものだったかは、説明するまでもない。