シティ対ナポリ。CLの戦術バトルをマッチアナリストが超マニアックに分析 (6ページ目)

  • ステファノ・コルシーニ&マッシモ・サッカー●解説 analysis by Stefano Corsini & Massimo Saccà宮崎隆司●構成 text by Miyazaki Takashi

 ナポリはセリエA第11節が終了した時点で単独首位。そのサッカーの質は、グアルディオラをして「欧州最高レベル」と言わしめているにもかかわらず、ナポリファンの大半が監督のサッリに対して猛烈な批判を浴びせている。

 多くののファンがチームに求めるのは、あくまでも"国内リーグ制覇"であり、CLは二の次。ナポリの街全体が、マラドーナを中心にスクデットを獲得した1989-1990年シーズン以来となる、"宿敵"ユベントスの連覇を阻んでのセリエA優勝を望んでいる。そのため、過密日程のなかでCLの試合に主力を起用する監督に批判が集中しているというわけだ。

 そんなナポリ特有の"逆風"を受けながら、やはりサッリは主力11人をピッチに送るのか。これもまた、別の意味で次戦の見どころとなるだろう。

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