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日本よりキツい状況に。アルゼンチン、
オランダがW杯予選で大ピンチ (5ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki photo by VI Images/AFLO

 次戦はフランスとのアウェー戦(8月31日)。ここで敗れると、オランダ出場の目は激減する。ユーロとW杯と立て続けに本大会出場を逃すことになれば、オランダサッカーの看板は大きく色褪せる。

 もちろん、ユーロ2016準優勝国のフランスにとっても一流国の威厳を保つ上で、これは負けられない試合になる。同日、欧州で行なわれる数ある試合の中でも、このフランス対オランダは一番の注目カードになる。

 ベスト4に輝いたユーロ2016から経つことわずか1年強。ウェールズには暗雲が立ちこめている。現在の成績はD組3位。初戦のモルドバ戦に4-0で勝利したものの、その後は5試合連続引き分け。セルビア(12)、アイルランド(12)に、勝ち点4差をつけられ、現在3位に甘んじている。1958年以来となるW杯本大会行きは難しくなりつつある。

 それらの国と比べて、まずまずの戦いを見せているのが、ドイツ、スペイン、ポルトガル、ポーランド、イングランド、ベルギーなどだ。

 ポーランド、ベルギーには、上位国の仲間入りを果たしたような風格がある。ドイツにも例によって安定感を感じる。ポルトガルもユーロ2016優勝の流れが途絶えていない。しかし、それ以上に目を引くのがスペインだ。

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