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日本よりキツい状況に。アルゼンチン、
オランダがW杯予選で大ピンチ (6ページ目)

  • 杉山茂樹●文 text by Sugiyama Shigeki photo by VI Images/AFLO

 2014年W杯(グループリーグ敗退)に続くユーロ2016の不成績(ベスト16)で、その時代は終わりを告げたと見る向きもあるが、見限るのは早い気がする。これはフランスにも言えることだが、若手選手に好素材がひしめいていて、それが代表チームのレベルを下支えしているのだ。昨季のCL決勝ユベントス戦で、レアル・マドリードの4点目のゴールを決めたマルコ・アセンシオは、今シーズン一番の注目株と見る。

 最後に、アフリカ最終予選についても触れておきたい。全20か国を4チームずつ5組に分け、その最上位国に本大会出場権が与えられるという最もシンプルな予選だ。全6試合中、現在2試合を消化した段階にある。注目はナイジェリアとカメルーンが同じ組で戦うB組。ナイジェリアが2戦2勝(勝ち点6)なのに対し、カメルーンは2戦2分け(勝ち点2)と大きく出遅れた。両者は9月1日、ナイジェリアホームで直接対決する。カメルーンには勝つしか道が残されていない。

 今回の国際Aマッチデー。注目は日本戦だけではない。他に語ることは山のようにある。「世界」は大きく動きそうである。

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